入浴剤についてあれこれ
今売られている入浴剤にはほとんど生薬が入っていますので、色々な入浴剤の成分をチェックしてみて、入浴剤で薬湯を楽しむのも良いかと思います。ここでは、入浴剤について簡単に解説をしておきます。
入浴剤の効果って何?
入浴剤を入れることによって得られる基本的な効果は以下の点が考えられます。
- 入浴剤を入れることによる温浴効果の向上
- 入浴剤による体の清浄効果
こうした点を踏まえながら、それぞれの入浴剤には、その具体的な効能に関しては、薬事法に従って記載されています。
入浴剤のパッケージの裏側を見てください!
入浴剤のパッケージの裏側を見ると、内容量の他、成分、又は有効成分といったものが記載されています。こうした成分は、無機塩類、生薬類、酵素類、有機酸類、保湿剤といった入浴剤の効能と直接関連するものだけでなく、湯の香りや色作りのために着色剤、香料等も使われています。
入浴剤の成分と種類、効果
無機塩類
無機塩とは、いわゆるミネラルのことです。
炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)、セスキ炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム(食塩)、塩化カリウム、硫酸ナトリウム(芒硝)、硫酸マグネシウム、メタケイ酸ナトリウム
効果:入浴による温熱効果や清浄効果を高めたり、湯を軟らかくする。
生薬類
ウイキョウ、オウゴン、オウバク、カミツレ、コウボク、米発酵エキス、ジュウヤク、ショウブ、センキュウ、チンピ、トウキ、トウヒ、ニンジン、ユズ、ヨモギ、アロエ、ボウフウ、ハッカ葉、モモ葉、ショウキョウ、甘草、ケイヒ
効果:入浴による温熱効果を高める。
酵素類
パパイン、パンクレアチン、蛋白質分解酵素
効果:皮膚を清浄にする。
有機酸類
コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、乳酸
効果:重曹等の炭酸塩と組み合せて配合し、湯のpHを調整して炭酸ガスを発生する。
保湿剤
液状ラノリン、ホホバ油、グリセリン、カゼイン、ステアリルアルコール、オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、脱脂粉乳、スクワラン、海藻エキス、ハチミツ、ポリエチレングリコール、コメ胚芽油
効果:肌をしっとりさせる。
着色剤
リボフラビン(ビタミンB2)、カロチン、クロロフィル、色素[黄色202号-(1)、黄色4号、青色1号、緑色201号、緑色204号、等]
効果:お湯に色をつける。
その他の成分
無水ケイ酸、カンフル、サリチル酸メチル、テレピン油、l−メントール、デキストリン、酸化チタン、香料
(参考)
日本浴用剤工業会ホームページ
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